明治7年に創業し、150余年の時間をそばひと筋にそそぎこんできた東家。歴史を積み重ねるごとに磨かれてきた技、そして今なお追い求め続けている本物の味。受け継がれてきた伝統と想いがつまった、おいしさを生み出すための物語。
明 治
1874年(明治7年)
初代 伊藤文平 夜啼きそば「やまなか」を始める。
1877年(明治10年)
伊藤文平 「やまなか」の暖簾で店舗を開業する。
1897年(明治30年)
「やまなか」の屋号を東家に改称し、東家の暖簾が世に出る最初のきっかけになる。
1902年(明治35年)
小樽から函館に移り、「マル南そば店」に奉公する。
1904年(明治37年)
伊藤竹次郎、函館松風町に東家を開業する。
1906年(明治39年)
創業者 伊藤文平 逝去
1907年(明治40年)
函館東川町より出火した記録的な大火にて店舗を全焼する。
1912年(明治45年)
釧路町大字真砂町(現在の釧路市大町)に東家を開業する。
大 正
1919年(大正8年)
星野徳治 釧路町大字真砂町東家本店に奉公し"そば一筋の道"をめざす第一歩となる。
1922年(大正11年)
東家本店隣から出火し、店舗を全焼する。
1923年(大正12年)
真砂町東家本店の新店舗が落成し、総二階建、延210坪の大店舗となる。
昭 和
1927年(昭和2年)
二代 伊藤竹次郎 沼ノ端(春採湖岸)に豪壮な屋敷を建て隠居するも、そば造りが忘れられず東家総本店として営業を開始する。
1932年(昭和7年)
東家総本店の全庭内を指し、竹老園と命名する。
1938年(昭和13年)
二代 伊藤竹次郎 「人間、誇りさえあれば死なない」の言葉を残し、竹老園にて逝去。
1950年(昭和25年)
三代 伊藤徳治 蘭切りそば、茶そば、そば寿司などを創作し売り出す。
1954年(昭和29年)
天皇、皇后両陛下、竹老園の蘭切りそばを召し上がり、天皇のお代りを招く。
1958年(昭和33年)
皇太子殿下、竹老園に来園される。
1959年(昭和34年)
高松宮殿下、妃殿下、竹老園に来園される。
1960年(昭和35年)
秩父宮妃殿下、竹老園に来園される。
1972年(昭和47年)
竹老園東家総本店、歴代創業百年を迎える。
1980年(昭和55年)
株式会社 竹老園東家総本店に法人化する。
1984年(昭和59年)
皇太子殿下、美智子妃殿下、湿原展望台敷設レストランにて竹老園のそばをお召し上がりになる。
平 成
1992年(平成4年)
三代 伊藤徳治 「私の一生は そばづくり ただそれのみ」の言葉を残し逝去。
四代 伊藤正司 代表取締役に就任。